来月9日に行われる韓国の次期大統領選だが、与党候補が野党候補を逆転したという調査結果が出ている。与党の李在明(イ・ジェミョン)候補と野党の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補の支持率が再び接近しているようだ。劣勢だったイ候補がユン候補を逆転した。
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韓国社会世論研究所(KSOI)がTBSの依頼で18~19日、全国満18歳以上の成人男女1002人を対象とした「次期大統領候補支持率」(応答率8.5%、標本誤差95%信頼水準に±3.1%)ポイント)において、イ候補は43.7%、ユン候補は42.2%と集計された。
先週に比べ、イ候補は3.3ポイント上昇したが、ユン候補は1.3ポイント下落した。格差は1.5%ポイントに過ぎないが、両候補の順位は変わった。
今回の調査で、安哲秀(アン・チョルス)国民の党候補は前週より2.0%ポイント下落した5.8%となった。アン候補が呼びかけていたユン候補の野党候補一本化は不発となっていた。
現在支持する候補を投票日まで支持し続けるかを問う質問では、回答者の84.1%が「引き続き支持する」と答えた。「変える可能性もある」という回答は全州対比1.8ポイント上昇となる13.5%だった。
大統領選挙の投票意向を尋ねた調査の結果、回答者の98.7%は投票意思を明らかにした。 「投票するつもりがない」という回答率は1.0%だった。
一方で、保守系紙の東亜日報がリサーチ&リサーチに依頼し、KSOIと同じく18~19日に、成人男女1006人を対象とした世論調査では、ユン候補の支持が43.3%、イ候補が36.4%で、ユン候補がリードしている。
同じ機関が4~5日に実施した世論調査に比べると、ユン候補は1.6ポイント上昇した反面、イ候補は0.6ポイント下落している。
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