韓国の公園に建てられたモニュメント、旭日旗を連想させると物議に 「鳥肌が立った」「消える措置を」

韓国の首都圏である京畿道・加平(カピョン)地域の公園にランドマークとして建てられた造形物をめぐって「旭日旗論争」が昨年起きていたことが分かった。
 
参考記事:韓国紙「旭日旗は戦犯旗ではない…禁止は無理」「旭光模様は朝日新聞や米本土部隊も使う」
 
地元紙などによると、一昨年末から昨年6月まで加平地域にある鉄道公園一帯で「ヒューアートパーク」公共美術プロジェクトが推進されていた。

このプロジェクトは、芸術家の雇用創出と住民の文化享受の促進、全国規模のあらゆるタイプの芸術活動によって、文化を通じた地域空間を創出するために用意されたものだ。
 

地元紙・京人日報が報じた当該記事キャプション
 
ここには韓国美術協会の加平支部に所属する36名のアーティストが参加し、公園内に「想像トンネル」をはじめ、陶器アート、アートボックス、歌うピエロ、ベンチ、ストーンアートなど7種17点の作品を設置した。

しかし、このうち「想像トンネル」が、見る位置によっては旭日旗を連想させるという主張が出て議論を呼んでいたのだ。「想像トンネル」は立体造形物であり、一定の位置から平面化すると旭日旗が連想されるなどの指摘が出ている。

住民のA氏(50)は地元紙に対し、「最近、この公園を通り過ぎた時、一瞬、鳥肌が立った。造形物が旭日旗に見えたからだ」とし、「美術作品であっても、多数の市民が利用する公園に設置された作品が、誤解を招くのであれば修正して当然である」と不満を表わした。

他の住民のB氏(42)も「作家の意図はわからないが、多数の人が旭日旗と思うのであれば問題がある」とし「一日も早く議論が消えるよう、措置が取られることを望む」と語った。
 

地元紙・京畿人ジャーナルが報じた当該記事キャプション
 
美術協会加平支部関係者は「意図したことはまったくない」とし「旧京春線の歴史的背景として思い出の線路トンネル、地域特産物である松の実を形象化したものだが、そのように見られて非常に残念だ」と弁明した。

韓国では日本の旭日旗は「戦犯旗」であるとし、ナチスドイツのハーケンクロイツ同様に公式の場での掲示を禁止すべきであるとの主張が強い。そのため国際大会などで日本のファンが旭日旗を振ればこれに反発する声や報道が溢れる。一方で、旭日旗とは関連がなくとも、旭光デザインというだけで問題視され、そのような模様の国内外製品に抗議の声が殺到するという現象もよく起きている。
 
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