韓国紙「中国はなぜ旭日旗に寛大なのか?韓国と認識方法が違う」「中国主流の歴史認識本音を垣間見た」

韓国で度々沸騰する旭日旗問題だが、中国政府はなぜ旭日旗を問題視しないのかと問う報道が出ている。
 
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韓国SBSは約3年前となる2019年4月、『中国はなぜ旭日旗に寛大なのか?』と題する報道を行っていた。当時は旭日旗を掲げた日本の自衛艦が中国海軍の式典に参加し、韓国ではこれに驚く反応が出ていた。その前年、韓国軍の式典参加での旭日旗掲揚に難色を示し、結果的に自衛艦が参加を見合わせていた。
 

旭日旗を掲げた自衛艦/アメリカ合衆国海軍
 
SBSによると、旭日旗を掲げた自衛艦が中国の港に入った(2019)のはこれが初めてではなく、当時の報道映像などを通して、2008年(さざなみ)と2011年(きりさめ)にも同様に旭日旗を掲げた自衛艦が中国に入港していたことを伝えた。

SBSは「関心の焦点は、私たちと同様に、日本帝国に侵略された過去のある中国がなぜ日本艦艇の旭日旗掲揚を特別に許可したのか」であるとし、「日本の海上自衛隊の立場からすれば、自発的に旭日旗を降ろす理由はない。当然、中国政府が旭日旗の掲揚を一度も問題にしなかったということだ」と分析した。

続けて「それでは、中国はなぜ日帝侵略の象徴である旭日旗にこんなに寛大なのか」としつつも、「言論の自由が制限された中国社会の特性上、表にあまり現れないが、ウェイボー(中国のSNS)などを見ると旭日旗を問題視する内容が多い」ことを伝えた。

実際、自衛艦が当時入港した青島が、1914年に日本軍が無差別爆撃を加えて占領した過去があったことから、これが問題視され、「中国政府もこの世論を知っていたが、旭日旗に対する公式の立場を出したことはなかった」「これを認めることも否認もしなかった。文字通り無対応だった」と指摘した。
 

旭日旗と日章旗のステッカーを貼った中国の自動車/ネットコミュニティ
 
SBSは、中国政府のこのような対応について、様々な見方があるとしつつも、中国メディア人の見方を紹介する。SBSは環球時報の当時総編集長であった胡錫進氏が当時「日本艦が旭日旗を掲揚し、中国港に入るのは正常」であると主張したことを挙げた。

胡錫進氏はまた、「中国は既に列強の侵略を受けていた侮辱のページをめくり、今はむしろ彼らが中国の前では小さな国になった」「日本にもすでに中国があらゆる面で超えたので、日本に対する感性をリセットする時になった」と主張している。

胡錫進氏は2018年に韓国海軍が日本に旭日旗を掲げないよう要求したことも取り上げ、「韓国が依然として日本より弱いからであり、中国がこれを参考にする意味がない」と述べている。

SBSはこれを「妄言を吐いた」と指摘しつつ、中国内ではこのような意見に賛否両論が出ていたと伝える一方、このことは「良いか悪いかという問題よりも、中国社会の主流(層)の過去史認識の本音を垣間見たような気がする」「私たちと同じように日本帝国主義の侵略を受けた傷を持っているのに、中国はこれを認識する方法が私たちと違うことを確認した」と指摘している。
 

旭日旗デザインのドレスを着たヴィッキー・チャオ/バイドゥー
 
一方で、中国では昨年10月、旭日旗と日章旗のステッカーを後部に貼った車が公道を走り、これを運転していた人物が公安に捕まっている。容疑は不明だが、管轄公安局はこの人物に対して歴史教育及び関連法規に対する追加映像教育100時間を実施する方針であると韓国メディアなどでは伝えられた。罰金は1000元(約17000円)だった。運転手は旭日旗について知識がなく、ファッションとして用いたようだ。

また、中国の有名女優であるヴィッキー・チャオ(趙薇)氏が昨年夏、フランスに逃避したと報じられたが、過去(2001年)に旭日旗デザインのドレスを着たことなどが中国政府から問題視され逃亡したと韓国や台湾メディアは報じている。
 
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