日本政府が2019年7月に半導体素材の対韓国輸出規制(輸出管理強化)を行って以降、日本車に対する「テロ」が広がった韓国。スプレーによる車体への落書きや周囲へのゴミの散乱、違法駐車への積極通報などがその内容だが、最近、さらに悪質な「日本車テロ」が報告された。はたして何が起こったのか?
参考記事:韓国紙「駐車場不足の韓国…スペースめぐり喧嘩や殺人、人糞も…」「日本は韓国の3倍車台数も、世界の模範」
韓国のオンラインコミュニティに最近、「日本車テロ伝説」というタイトルの投稿が行われた。当該投稿には写真が数枚添付されていたが、車両に穴が開いている様子が確認できる。直径に1cmほどの穴だ。
投稿には「ドリルでドッドッドッ」という短い文章が添えられた。つまりドリルで穴を開けたというアピールだと解釈されている。
投稿された写真を見ると、穴は一か所だけはなく、トランクや前面バンパーなど計3箇所に穴がある。該当車両の持ち主は、この「テロ」によって、サイドミラーやホイール、タイヤを除いてすべて交換しなければならないようだと嘆いている。持ち主は警察に被害届を出した状況だと説明した。
自動車系メディア「オートモバイルコリア」は15日、この問題を取り上げ、当該車両はレクサス車両であると推測しつつ、「これは明らかに犯罪行為だ」と糾弾した。その上で「日本の車両、さらには日本に対してどんな感情を持っても個人の自由だ」としつつも「自分の感情だけが正しいと思って、他人に遠慮なく被害を与える」ことは問題だと指摘した。
一方で同紙は、韓国のあるマンションに駐車されたいたスズキの車が破損した事件について取り上げ、「車両の状態は残酷だった。車両の後部ガラスに大きな穴を開けた状態だった」とし、持ち主の奥さんが日本人女性であり、「この事件でトラウマに苦しむ状況」になっていると伝えた。
韓国のネットユーザーからは「これは本当に一線を越えてる」「さすがに狂った奴の仕業だ」「厳しく処罰しなければならない」「これは愛国心も何でもない」という否定的なコメントが目立った。
一方で「日本車に乗るからにはこの程度は覚悟しろ」「スッとした」などといった反応もみられた
韓国で器物破損行為は3年以下の懲役または700万ウォン以下の罰金が課される。
参考記事:韓国で違法駐車のレクサスに落書きテロ 「国の民度が…」「与党支持者だ」「レクサス買う金無い奴」