韓国で日本人アイドルの「旭日旗広告」に批判 作成者は中国人ファン

HKT48やIZ*ONEの元メンバーであり、韓国で人気の宮脇咲良(みやわき・さくら)をめぐって、なぜか中国人も巻き込んだ旭日旗問題に発展している。一体何があったのか?

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韓国メディアやオンラインコミュニティによると、宮脇咲良の中国人ファンらは先月28日、ソウル江南の三成駅に宮脇の誕生日を祝う電光掲示板広告を設置した。
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ファンによるこのような「誕生日広告」は韓国では珍しくないが、中国のファンらが韓国で広告を出すケースは珍しいかもしれない。韓国で活動する宮脇のためにやったことなのだろう。この広告は3月31日まで1ヶ月間かけられる予定だ。

問題となった当該掲示板広告/韓国ネットコミュニティ
問題は、同広告に旭日旗を連想させるデザインが含まれていたことだった。周知のとおり、韓国で旭日旗は「戦犯旗」と呼ばれ、公の場はおろか、それを連想させる模様も批判の的となる。翌日の3月1日が日本からの独立運動記念日(3・1節)であったことも間が悪かった。
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同広告デザインを見た韓国のネットユーザーからは「3・1節にあんなものを見せるな」、「中国人が韓国で日本人歌手の広告をすることに混乱している」「あの旭日旗を必ず入れないといけなかったのか」「わざとやったのか」「馬鹿にしているのか」「これは抗議しないと」などのコメントが出た。
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旭日旗に対する韓国人の反発に中国人はそれほど敏感ではないということが伺える今回の件だが、韓国メディアによると、批判を受けた中国ファンたちはデザインを修正したと伝えられる。

宮脇咲良は2011年11月、日本でガールズグループHKT48メンバーとしてデビューした。その後、2018年に日韓合同ガールズグループ「IZ*ONE」の一員として活動し、韓国でも認知度が高い。

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