ウクライナの原子力発電所を運営する国営エネルゴアトム(Energoatome)は9日(現地時間)、チェルノブイリ原発で放射性物質が放出される可能性があると明らかにした。ロイター通信が報じた。
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これは、原発への電力接続が中断された後、使用後核燃料を冷却できなくなったことによるものであると、エネルゴ・アトムは説明した。
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また、ロシア軍が原発を掌握した後、近隣地域で交戦が続いており、現在の復旧作業が不可能な状況だと付け加えた。
英紙ミラーによると、ロシア軍がチェルノブイリ原子力発電所を国の送電網から切り離し「現場の恐怖に火をつけた」と伝えている。
そのため「チェルノブイリ原発の電力不足は、放射性物質を空気中に放出することにもなっている」と報じている。
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