ロシア軍がウクライナで有名な半導体物理学者を殺害したと米フォーブスが19日(現地時間)報道じた。
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ウクライナ国立科学院(NASU)は、戦争による民間人死亡者の中に65歳の物理学者バシル・ペトロビーチ・クラドコ(Petrovych Kladko)が含まれたと先週発表していた。
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クラドコは高解像度のX線回折を利用した半導体研究でよく知られた学者であるとフォーブスは伝えた。クラドコは、X線回折を用いて小さくて薄い結晶材料層を詳細に観察する方法を見出した。微小サイズの半導体需要が増えているなか、クラドコの研究も重要なものだったとフォーブスは伝えた。
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クラドコは2004年からNASUで半導体材料とシステム構造を研究する部門を率いてきた。過去にソビエト連邦は1986年、クラドコを「ソ連の発明家」に指名した。クラドコは2007年、科学・技術分野でウクライナ国家賞を受けた。NASUは「彼の死でウクライナと世界科学界は固体物理学で重要な人物を失った」と哀悼した。
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去る13日、ロシア軍がウクライナ首都キエフの郊外都市イルピンに侵入した際にクラドコが亡くなったとフォーブスは説明した。侵攻24日間、ウクライナ民間人900人余りがロシア軍によって命を失ったと推定される。
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