プーチン大統領が、核兵器使用など極端な選択をとる可能性があるとの見方が西側有力メディアから出ている。
(参考記事:プーチンが情報機関幹部を監禁か…ウクライナに苦戦で指導部内紛 米有力紙報じる)
去る20日(現地時刻)、英国BBC放送によると、西側情報当局はプーチン大統領が自ら作った自分だけの世界に閉じ込められており、彼が守勢に追い込まれれば、外部の現実と情報から遮断されたまま極端な選択をする可能性を懸念する見方を伝えた。
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情報当局は、ロシアがウクライナで予想外の苦戦を強いられており、西側の経済制裁レベルも非常に高い水準で課されていることが、プーチン大統領を心理的に追い込む可能性を指摘した。
情報当局はプーチン大統領が孤立し、自分の考えや他の見解から遮断されていることが問題だと推定している。実際、最近エマニュエル・マクロンフランス大統領と会談したときや、ウクライナ侵攻の前日に国家安全保障会議を行ったときも、いずれも長いテーブルの先に他人と距離を置いて座り、自ら孤立するかのような姿を見せた。
アナリストたちは、プーチン大統領が1990年代の冷戦終結後にロシアが遭遇した屈辱を克服しなければならないという欲望と、西側がロシアを没落させ、権威を落としたとの思いを同時に持っていると見ている。
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ウィリアム・バーンズ米国中央情報局(CIA)局長は、プーチン大統領の精神状態について「彼は長年、不満と野望が混じった感情の中で生きてきた」とし、「自身の考えはさらに固まり、他の見解からの孤立はさらに強くなった」と述べている。
そのためプーチン大統領が、状況を挽回するため極端な行動をしたり、自身が危険で非理性的な行動もできる人物であることを示したりする戦略をとる可能性が提起されている。
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情報当局は、ロシアの状況が悪化する場合、化学兵器や戦術核兵器が使用される可能性まで取り上げている。
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