韓国が5G核心部品「25Gbps級APD」を国産化 これまで日本などに全量依存

韓国が全量輸入に依存していた5Gネットワークの核心部品を国産化した。
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韓国原子力研究院の先端放射線研究所と光半導体専門企業であるフォーセンは共同研究により、「25Gbps級アバランシェ-フォトダイオード(Avalanche-Photodiode、以下APD)」を開発した。
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APDは、他のフォトダイオードよりも光エネルギー当たり数十から数百倍多くの電気信号を生成する。したがって、大容量高速伝送が鍵となる5Gネットワーク網の構成において核心部品として活用される。

Gbpsはデータ転送速度単位で、25Gbpsは1秒あたり25ギガバイトの情報を送信できるという意味だ。
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韓国の移動通信3社は、フロントホールに転送する際に主に10Gbps APDを使用する。最近、IoT、高解像度映像など高速データに対する需要が増え続けるにつれて、徐々に25Gbps級の切り替えが行われていると見込まれる。

APDの研究は初期投資費用がかかることから、これまで韓国は25Gbps級APDを直接開発・生産せず、日本、米国など海外先進企業から全量輸入していた。
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しかし韓国政府の支援などで国産化が実現できたことから、フォーセンは今年下半期から25Gbps APDを大量生産する計画だ。

パク・ウォンソク原子力研究院院長は「放射線機器ファブセンターは放射線機器だけでなく放射線センサー技術を活用した素材・部品・装備開発も支援している」とし「韓国型強豪企業育成のメッカになるよう努力する」と明らかにした。

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