韓国の俳優チュ・ジャヒョンが中国のSNSでキムチを「パオサイ(包菜)」(中国式漬物)と表記したことと関連して韓国で批判の声が出るや、中国官営媒体が韓国を嘲笑する記事を掲載した。
(参考記事:韓国紙「韓服もキムチも韓国のものではない…洗脳されている」「キムチは日本からの唐辛子で可能に…」)
21日、中国環球時報は「中国内の韓国芸能人が《パオサイ》を《パオサイ》と言うと、韓国教授が再び不満」というタイトルの記事を載せた。
記事はチュ・ジャヒョンが中国のSNSでキムチを「パオサイ」と表記したことについてソ・ギョンドク誠心女子大学教授が「これ以上間違えるな」と叱責した事件を伝えた。
(人気記事:韓国紙「中国が歴史歪曲と批判するが、韓国もトンデモ説多く」「韓民族が中国大陸支配したと新聞も書いた」)
チュ・ジャヒョンは去る19日、中国のSNSアカウントに夫が食べたキムチに中国語字幕で「パオサイ」と表記して批判を受けた。
キムチは便宜上、中国の漬物野菜である「パオサイ」と訳されてきたが、キムチとパオサイがかなり味の異なる食べ物であることや、近年中国の一角でキムチを自国起源の食べ物とする言説が出ていることから、韓国では「シンチ」(辛奇)と表記している。
(人気記事:韓国紙「中国が韓国を《第二のウクライナ》にする」「世界は1930年代のよう…大国が小国運命を左右」)
批判を受けたチュ・ジャヒョンは該当映像を削除した後に謝罪したが、環球時報はこのことを伝えながら、「ソ教授が中国のキムチ表記に問題を提起したのが、今回が初めてではない」とし、2020年12月にもソ教授が「キムチの起源は中国」と掲載した中国ポータルサイトに抗議した事実を取り上げた。
(人気記事:ロシア軍海兵旅団司令官をマウリポリで殺害…ウクライナ側発表 指揮官狙い撃ち続く)
同紙はその時の記事を引用するかたちで、「キムチ起源問題は中国人には笑い話に過ぎないのに、韓国人にとっては非常に重要だ」、「中国人の目にはキムチがただのおかずなのに韓国人の目には世界的な発明品だ」とするシンクタンクの分析を伝えた。
同紙はまた、「韓国は民族伝統と風習を重視するが、このような民族自尊心が特殊な民族心理に昇華した」という表現まで使った。
(参考記事:韓国有名キムチの腐敗原料発覚に中国で反応殺到「キムチ宗主国は腐った味がお好き」「犬にもやらない」 )