ロシア軍が戦略変更か…「要塞キエフ」落とせず東部地域に集中へ 外信報道

ウクライナに侵攻中のロシア軍がキエフなど主要都市の占領が難しいとみて、ドンバス地域奪還に集中する方向に戦略を修正しているとの報道が出ている。
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英フィナンシャルタイムズ(FT)など外信は25日、一斉にロシア軍の戦略修正を伝えた。

ロシアはウクライナに侵攻して1カ月が経つが、当初見込んでいた短期決戦が叶わず、キエフなど主要都市を占領できずにいる。これにより、戦線は膠着状態に陥り、和平交渉も進展をみせていない。そのためドンバスに集中しているようだ。

これは、ドンバス地域だけでも確保して戦争を勝利したという名分を得て戦争を終了するための手順であると外信は分析している。
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ロシア軍はキエフ攻略を試みたが、強固な防空網に阻まれ制空権をとれず、戦車部隊も対戦車砲などで次々に破壊され、キエフに通じる主要道路はロシア軍の戦車残骸が散在していると伝えられる。ヴィタリー・クリチコ・キエフ市長は今月11日の段階で「ロシア軍のキエフ進入作戦が挫折している」とし、「キエフは一つの巨大な要塞になった」「すべての街、すべての建物、すべての進路を要塞化させた」と述べていた。

ロシア軍部のセルゲイ・ルードスコイ副参謀長はこの日の記者会見を通じて「私たち軍隊は最も重要なドンバスの完全な解放に集中するだろう」と明らかにした。

彼は「ウクライナ軍を混乱させるための戦略の一環として、首都キエフを含む他の主要都市を標的にした」と述べるなど、戦略変更を正当化するような説明を行っている。
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彼はまた、「もうウクライナ軍の軍事力が大幅に減少し、私たちの主要目標であるドンバス解放に集中できるようになった」と強調した。

ドンバスはウクライナ東部にあり、ロシアと国境を接した地域だ。ドネツク州とルガンスク州で構成された同地域は、このうちロシアに近い一部地域は親ロ勢力がすでに実行支配している。
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これら親ロ勢力はドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の樹立を宣言し、ロシアがこれを承認した状態だ。西側諸国などは承認していない。

一方で英国防部は25日(現地時間ん)、ウクライナ軍が首都キエフ東35キロにある村と防御陣地をロシア軍から奪還したと明らかにした。これはウクライナ軍の反撃にロシア軍が補給問題で支障をきたし退却したことによる状況だと説明された。

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