ロシア軍の大佐が戦死した。ウクライナ東部の都市ハリコフでだ。
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ウクライナ陸軍は29日(現地時間)、ハリコフ地方での戦闘中にロシア軍第200独立機動ライフル旅団の司令官であるデニス・クリロ大佐を殺害したと明らかにした。
ウクライナ軍の将校であるアナトリー・ステファン氏はテレグラムにおいて「ハリコフ近郊の戦闘で、軍隊は第200分離機動ライフル旅団(の司令官、デニス・クリロ大佐を清算した」と伝えた。
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第200旅団はウクライナの戦争で最も大きな損失を被った。ステファン氏は「入手可能なデータによると、第200旅団の2つの大隊戦術グループがウクライナで壊滅したとされ、旅団員の損失は合計で1,500 名を超えた」と伝えた。
外信によると、ハリコフは1か月間にわたりロシア軍の攻撃を受け、近郊都市なども含め大きな損失を受けていると伝えられるが、クリロ大佐の死はロシア側もハリコフ攻略のために犠牲を出していることを物語る。
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今月8日にはやはりハリコフ近郊の戦いで、ロシア中央軍事区41軍第1副司令官のヴィタリ・ゲラシモフ少将が戦死したと報じられている。その際に他の多くの上級将校も殺害したと、ウクライナ側は当時発表していた。
ウクライナ参謀本部は、ウクライナへの進攻のなかでロシア軍は1万7200人のロシア兵が死亡し、7人の将軍が排除されたと発表している。(29日時点)
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他にも597両の戦車、1,710両の装甲戦闘車両、127機の航空機、129機のヘリコプターをロシア軍は失ったとウクライナ側は説明している。
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