なぜ露軍は弱いのか? 「モスクワ大本営発のリモート指揮で現場大混乱」海外報道

  • 2022年4月2日
  • 2022年11月21日
  • 政治

ロシアがウクライナ軍に苦戦しているのは、ロシア軍の指揮体系が現場本位ではなく、本国からの「リモートワーク」で行われているためであるとの分析が出ている。
(参考記事:海外紙「露軍には総指揮官がいない可能性…求心点なく兵混乱」「全面戦や部隊合同訓練の経験も乏しく」

ニューヨークタイムズ(NYT)は1日(現地時間)、北大西洋条約機構(NATO)と各国の情報機関関係者がウクライナ戦争に関する各種情報を分析した結果、ロシア軍の苦戦は指揮体系に問題があるとの結論を出したと報じた。

NYTはロシア軍には各軍を総括する現場司令官が存在しないことが分かったとし、米軍のように将軍が現場司令官となり、作戦指揮はもちろん、サイバー戦のような特殊作戦まで指揮することとの違いを伝えた。
(人気記事:韓国紙「進撃する日本のロボット産業、世界の45%を掌握」「韓国でも絶対的存在に…日本産は代替不可能」

各国の情報機関が確認した結果、ロシア軍は現場司令官を任命しておらず、現場司令官が不在であることから部隊間の連携がとれず、非効率的な作戦を繰り広げる理由となったことや、一線兵士の士気低下や、軍需品の補給難の原因にもなったと分析されている。

ロシア軍はウクライナから800キロ離れたモスクワでセルゲイ・ショイグ国防長官とバレリー・ゲラシモフ総参謀長が直接指揮していることが分かった。ウラジミール・プーチン大統領も軍作戦に直接関与しているという分析もある。(※ロシア東部の核シェルターにいるとの報道・分析もある)
(人気記事:プーチン大統領に韓国大学が学位を与えていた… 授与理由に驚きの声「最悪のミス」「戦犯なのに」

ロシア軍は現場状況を正確に把握できない最上部の指示で動くため、不要なミスが続いているとされる。ウェスリー・クラーク元NATO司令官は、先月末にアゾフ海のベルジャンスク港に停泊していたロシア艦艇「オルスク」がウクライナイ軍のミサイル攻撃で撃沈した例を挙げ、「正気じゃないかぎり、完全に作戦地域を掌握しないまま艦艇を港に停泊するはずがない」と述べている。

消息筋によると、オルスク沈没当時、ロシア軍はウクライナ海軍の攻撃の可能性に全く気を使わず、上部から艦艇停泊の指示にも何の疑問も提起しなかったという。
(人気記事:露戦車部隊の司令官が自決か…機器など盗まれ戦車多数使えず 戦車に轢かれ入院中の大佐も死亡

上官の明確な指示なしには何の行動も取らないよう教育を受けたロシア兵は、モスクワから、現場を理解しない命令が下される現実に苦しんでいるという。

(参考記事:露軍の64キロに渡る戦車行列、わずか30名の宇ドローン部隊が阻んでいた イーロン・マスクも一役

(参考記事:露軍第83空挺突撃旅団・副司令官が死亡か…宇側明かす 尉官3名の死も確認…少数民族やイスラム教徒も

(参考記事:ロシア軍のスペツナズ(特殊部隊)隊員7名が死亡…プーチン直属エリート部隊