露軍サマラ憲兵隊司令官が戦死 「スターリングラード」で7代続く軍人家出身…現地紙

ヴォルゴグラード(旧スターリングラード)出身のロシア軍中佐が戦死した。帝政ロシア時代から親子7代にわたり軍人を務めた家系の人物だ。
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ヴォルゴグラードノート紙は4日(現地時間)、軍司令官でヴォルゴグラード出身のゲオルギー・ペトルニン中佐(48)が3月末にウクライナで特殊作戦中に死亡したと報じた。

ヴォルゴグラード紙の当該記事キャプション

ウクライナ軍将校のアナトリー・ステファン氏もテレグラムで同事実を共有し、ペトニルン中佐をサマラ憲兵隊司令官であると伝えている。
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ヴォルゴグラードノート紙、ペトルニン家は7代にわたって祖国に仕えたヴォルゴグラード地方のコサックであり、ロシアが参戦したほとんどの戦争に参加したと伝えている。ペルトニン中佐の家族は今も同地に暮らしている。
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ヴォルゴグラードはかつてスターリングラードと呼ばれた産業都市であり、第二次大戦時にドイツ軍との間で凄惨な市街戦が繰り広げられた地として有名だ。ペルトニン中佐の身内がこの戦いに参加していたかは定かではない。
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同紙は「彼は、戦闘地域に赴く任務のたびに、常に最前線にいた」とし、「2017年には、シリアで数ヶ月を過ごし、彼の部隊はフメイミム空軍基地を確保した」と伝えた。

同紙はヴォルゴグラード地域出身の兵士がすでに30人以上戦死していると伝えながら、この日には28歳の狙撃手セルゲイ・ビセコフが亡くなったと伝えている。

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