ブルネイが韓国のCPTPP(環太平洋パートナーシップ)加盟に支持を表明したと韓国政府が明らかにした。
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韓国産業省(産業通商資源部)のヨ・ハング通商交渉本部長は7日、モードアミン・ル・アブドゥラ・ブルネイ財政経済部第2長官とオンライン面談を行った。ブルネイはCPTPP加盟国だ。
日本・オーストラリア・カナダ・ブルネイ・シンガポール・メキシコ・ベトナム・ニュージーランド・チリ・ペルー・マレーシアなど11カ国が加盟しているCPTPPは全世界貿易規模の14.9%を占める有力自由貿易協定となっていることから、韓国政府は今月中にCPTPP加盟申請書を提出するため、国民意見の収集など内部手続きを進めている。
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ヨ通商本部長は今回の会談において、CPTPP加盟のための国内進行状況と今後の計画を共有し、韓国の加盟手続きに遅れが出ないよう加盟国の支持と協力を要請した。
これに対しアブドゥラ長官は、韓国の加盟申請を歓迎し、加盟に積極的に協力すると答えた。
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両側はまた、RCEP発効などをきっかけに両国間の貿易・投資を拡大し、デジタル通商、気候変動などの分野でも協力を強化することにした。
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ヨ本部長はまた、ブルネイが最近のグローバルサプライチェーンの不安定化に対応するため、エネルギー部門を中心にサプライチェーン協力を強化することを提案した。
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