米国がロシアのウクライナ侵攻に積極的に対応するため、第二次世界大戦時に決定的な役割を果たした「秘密兵器」を取り出した。
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8日、米メディアによると、米国上院は6日(現地時間)、ウクライナに武器を迅速に支援できるようにする「ウクライナ民主化防衛レンドリース法(Lend-Lease Act)2022」を満場一致で可決した。
レンドリース法は、第二次世界大戦時の1941年3月、米国が英国やフランスなど連合軍に武器や食料、燃料など戦争物資を迅速に支援するために制定した法だ。
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これは、米国が同盟国に武器を支援する際に経なければならない行政手続きなど障壁を取っ払い、必要な武器などを随時、適所に、迅速に供給できるようにすることで、第二次大戦時に連合軍が対ドイツ戦の戦況を逆転させる上で、決定的な役割を果たしたと評価されている。
米メディア・ポリティコは「西側が今回の侵攻を自由秩序に対する存在論的脅威として受け入れるというシグナルであると同時に、ウクライナの勝利の可能性を信じているという証」と解説した。
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ポリティコはまた、第二次世界大戦当時、アドルフ・ヒトラーのナチ政権を倒すのに寄与したこの法的措置を81年ぶりにウラジミール・プーチン大統領のロシアを相手に取り出したと伝えている。
レンドリース法が米下院も通過すれば、米国はウクライナに必要な武器をこれまで以上に迅速に支援できるようになる。ウクライナは望む武器を得ることができ、戦争終了後にその代価を払えば良い。
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米国のこのような歩みは最近、ロシア軍による民間人の対象残酷行為が明らかになり、ウクライナ軍に対する支援世論が高まったことによるものだ。
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