ロシア軍がウクライナ南部のムィコラーイウ(ミコラーイウ)方面で戦況を改善しようとしているが、ウクライナ軍がこれに対抗しロシア軍戦闘機を撃破したと発表した。
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ウクライナ国防省は10日、テレグラムで南方方面の戦況について説明し、「占領軍はムィコラーイウ方面の陣地を改善しようとしているが、我が軍は敵を破壊し続け、敵を陣地から押し戻し、資源を破壊している」と伝えた。
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また、ウクライナ空軍の対空ミサイル部隊が、ムィコラーイウを攻撃しようとしたロシアのSu34戦闘爆撃機を撃墜したと明らかにした。複数の現地紙も報じた。
Su34は単純な戦闘爆撃型ではなく、長距離侵入攻撃用に作られた機体であり、ロシア空軍で重要な位置を占める航空兵器だ。
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ウクライナ国防省は、その日だけでロシア兵70名が戦死したとも明らかにしている。
同じくウクライナ南部のヘルソン地方では、ロシア軍が兵器の修理工場や野戦病院を配備しているという。ロシア軍は砲撃やロケット砲撃に加えて、情報戦を続け、架空の勝利を主張しているとウクライナ国防省は説明した。
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ウクライナ内務省は今月上旬ごろ、ロシア空軍で最高性能を持つSu35をウクライナ東部の都市ハルキウ(ハリコフ)近辺で撃墜したと明らかにした。複数の外信もこれを伝えている。
ウクライナ国防省(12日現地時間)によると、ロシア軍は兵士19600人の損失を出している。また157機の飛行機、140機のヘリコプター、124機のドローンを失ったと発表されている。
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