韓国最大河川での発癌物質検出に地元紙が怒り「工場は化学物質流しっぱなし」「行政に深刻な不信感」

韓国最大河川の洛東江から発癌物質が検出されたことを受け、韓国紙が国会行政への不信感に言及し、改善を訴えている。
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12日、釜山市によると、同市の上水道事業本部水質研究所が試料を採取して分析したところ、洛東江の処理水現場から過フッ化オクタン酸(PFOA)と1、4-ジオキサンが基準値以下で検出された明らかにされた。いずれも基準値以下だったが、これに地元紙が不信を唱えた。

釜山日報は14日、この問題を取り上げ、「洛東江の水から発がん物質が再び検出され、住民が不安になっている」とし、今回は基準値以下の検出であったものの、「去る2月には大邱城西工団廃水種末処理場で過フッ化オクタン酸が基準の10倍以上が、亀尾下水処理場では1、4-ジオキサンが基準値の倍近く検出されたことが分かった」ことを指摘。
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その上で、「濃度が確かに落ちたとはいえ、《発がん物質が混じった水を信じて飲んでも良いのか》という市民の懸念はますます大きくなっている」と指摘した。
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同紙は、「実際に発がん物質が洛東江で検出され続けているからだ」とし、フライパンや使い捨て食品容器コーティングなどに使われる過フッ化オクタン酸やワックスから化粧品まで多様な化学製品に投入されるダイオキサンなど発がん物質が、周辺の工業団地から大量に放流されていると指摘。

続けて「特に、今年のように冬の干ばつで降水量が少ない場合、洛東江中・上流有害物質の濃度が濃くなり、がんを誘発し、神経系にも影響を及ぼす可能性のある有害物質が下流地域上水源にまで流入することが多い」と説明した。
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釜山日報は、1991年に洛東江の汚染事故で妊婦の流産や妊娠中絶などがあった事故を取り上げ、「事故発生30年が過ぎたにもかかわらず、洛東江中・上流一帯産業団地に入った約2万社に達する企業が流す化学物質は実態すら把握されていない」とし、「過去20年間、洛東江一帯の産団数が倍以上増えた状況で、類似事故の危険性はむしろ大きくなった」と強調した。

続けて「これにより健康への脅威はもちろん、水道水と国家行政に対する不信は深刻な境地に至っている」とし、「中央政府が無能であり、非首都圏住民の飲料水(問題の)解決を行う意思がないからだ」と批判した。その上で次期政権に根本的な対策を要請した。

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