プーチン・ロシア大統領が「ブチャ集団虐殺」の疑惑がある部隊に「近衛(Guard)」称号を授与した。
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18日(現地時間)、AFP通信によると、プーチン大統領は第64機械化旅団に「近衛部隊」という名誉称号を付与する大統領令に署名した。
それと共に「ウクライナ特別軍事作戦の過程で旅団の構成員が集団的な勇気・強靭さ・勇敢さなどを見せた」とし、この旅団を今後「第64近衛機械化旅団」と命名するよう指示した。
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プーチン大統領はまた別の大統領令を通じて、ドネツク人民共和国(DPR)とルガンスク人民共和国(LPR)で、ウクライナと接する地域で任務中に死亡した国境守備隊家族に500万ルーブル(約785万円)を支給することにした。
一方、今月初め、ロシア軍がウクライナ首都キーウをはじめとする北部戦線から退くと、ブチャなど激戦が繰り広げられたキーウ郊外都市で多数の民間人の遺体が発見された。特にロシア軍の民間人集団虐殺疑惑が提起されているブチャでは、現在まで403人の遺体が発見された。
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第64機械化旅団は先月末にブチャ市を占領した部隊だ。ウクライナ軍は該当部隊が民間人虐殺など戦争犯罪を行ったと主張している。
ウクライナ国防部は今月初め、戦争犯罪の疑いを受ける兵士の名前と階級・パスポートなど詳細人的事項を公開し、「必ず処罰する」と公言した。
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アナトリー・ペドルク・ブチャ市長も12日、「現在までロシア軍に殺害されたと思われる遺体403体を発見した」と明らかにした。この中には手を後ろに縛られたまま後頭部に重傷を受けた遺体もあり、50体が一度に埋められた集団埋葬も確認されたという。
しかしロシア側は全面否認している。
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