「露陸海軍の将軍5人が粛清」「損害の責任問われ」宇側発表

ロシア陸海軍の将軍5人が粛清されたことが分かった。
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これは、ウクライナ国防省のヴァディム・スキビツキー代表が全国放送で発表したところによると、ロシア陸海軍の5人の将軍が逮捕や解任などされたことが分かった。現地紙や東欧紙も報じた。

まず、ロシア黒海艦隊司令官イーゴリ・オシポフ提督が解任され、逮捕された。また黒海艦隊参謀長(第一副司令官)であるセルゲイ・ピンチュク副提督に対する捜査も行われている。いずれもモスクワ艦の沈没の責任を問われているとみられる。
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左からピンチュク副提督、オシポフ提督

また、敵対行為への準備不十分や、人員・武器・軍備の損失が大きいことへの責任を問われ、第6軍司令官であるウラジスラフ・エルショフ中将と、西部軍管区第1戦車軍セルゲイ・キセル中将が解任された。
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また、南軍管区第22軍団の司令官であるアルカディ・マルゾエフ少将は、定められた任務の遂行に不備があるとされ、同ポストから外された。
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左からキセル中将、エルショフ中将、マルゾエフ小将

この粛清はロシア軍の後方部隊や治安部隊にも影響を及ぼしており、物的・技術的支援の不備を問われ、東部軍管区のM・ポノマレフ大佐が物的・技術的支援103個別旅団司令官のポストから解任されたと伝えられた。

ウクライナ現地紙のオデッサジャーナル(23日)、ロシア占領軍の陸上部隊の敗北とロシア連邦黒海艦隊旗艦「モスクワ」の破壊の後、陸海軍の指揮官に対する弾圧の新たな段階が始まったと伝えている。

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