ロシアのシベリアで歴代最大級の山火事が広がっているが、ウクライナへの侵攻でロシア軍が大々的に動員され、鎮火作業が効果的に行えず、被害が増えていることが分かった。
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24日(現地時間)、英環境団体グリーンピースロシアなどによると、シベリアの森は現在、昨年火災が発生した地域より2倍も大きい規模が火炎に包まれている。ロシアの14地域が特別火災体制を宣言し、シベリアと極東地域で特に山火事が深刻であると伝えられた。
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グリーンピースは、ロシアで3番目に大きい都市であるノボシビルスク周辺で433件の山火事が鎮火されたが、大気中のスモッグと微粉塵濃度が人体に有害と考えられる水準を超えたと説明した。
グリーンピースはシベリア西部オムスク地域で約300件の火災が発生し、このため煙が625km離れたチュメニまで到達したと伝えた。
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チュメニの東1400マイルにあるクラスノヤルスク地方では、60軒以上の家屋が炎上したと伝えられる。
専門家たちは、ロシアがウクライナ侵攻でシベリアと極東にあった多くの兵力と装備が移動したため、消防リソースが不足しているとみている。
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米国マイアミ大学のジェシカ・マカティ気候研究院は「最も大きな火災は衛星や地域社会報告を確認するために軍用機が必要であり、戦争が続くと夏にもこの能力を活用できるかどうか疑わしい」と戦争がシベリアの山火事状況を悪化させるだろうと述べている。
英ミラーは19日、この山火事を取り上げ、「ウラジミールプチンは今日、シベリア全土で猛威を振るう巨大な山火事が発生したため、《第二の最前線》に直面している」と指摘。
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