ロシアがウクライナに投入した戦術部隊の4分の1以上が重大な戦力損失を被ったとの分析が出ている。
(参考記事:露が戦車2年分、航空機1年分を失う 「数年は戦争できない」英紙)
ロシア軍は大隊戦術グループ(BTGs)120個以上をウクライナに派遣したが、このうち25%以上は損失が大きく戦闘不能状態に陥ったという。ロシア大隊戦術グループ1個は800人以上の兵力で構成される。
イギリス国防部は報告書でこのように明らかにし、ロシアの最精鋭部隊が再び戦争に投入されるまで数年かかるという情報当局の分析内容を公開したと英タイムズが3日(現地時間)に報じた。
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同報告書によると、空輸部隊を含むロシアの最精鋭部隊のいくつかは戦力消耗状態が最も深刻だと指摘されている。
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このような分析はロシアが、同軍の脆弱な戦術や練度や、ウクライナ軍の強力な抵抗により苦戦しているという西側関係者たちの分析とも共通する。
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このため、ロシアは来る戦勝節(第二次世界大戦勝利記念日)の閲兵式規模も縮小するとの見方が出ている。
先月28日に行われた閲兵式のリハーサルでは、昨年に比べ参加兵力や自走砲、戦車などの数が大きく減少した様子が捉えられている。
(参考記事:宇で戦力大損失の露、戦勝節の閲兵式もスカスカに? リハ動員兵力が昨年比大幅減)