「露が火炎放射器TOS-1ブラチーノを自軍に使用」宇軍主張 故意説も

ロシアのウクライナ侵攻が2カ月以上続く中、ロシア軍が自軍に火炎放射砲を使用したという主張が出たと英ミラーなど海外メディアが10日(以下現地時間)報じた。
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ウクライナ97歩兵隊は去る8日、SNSを通じて「ロシア占領軍がウクライナ南東部ザポリージャで多連装ロケットを使用し、誤って自軍を攻撃した」と主張した。

ウクライナ軍によると、ロシア軍は自軍を誤って攻撃した当時、TOS-1ブラチーノを使用したという。TOS-1ブラチーノは、ソ連で開発されたT-72戦車に火炎発射砲を乗せた多連装ロケットだ。数秒で敵の大型部隊を除去できる破壊力を持つとされる。
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ウクライナ国防省は去る3月、ロシア軍がこの兵器を使用していると発表した。ウクライナ軍が戦闘中、該当武器の少なくとも1つをロシア軍から奪った後、これをロシア軍相手に使用したという報告もある。
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ウクライナ97歩兵大隊側は「今日、ロシア軍がザポリージャ方面で多連装ロケットを自分に使用した」とし「自国軍隊に向けてこの兵器を使ったロシア占領軍の行動に満足する。彼らはウクライナの土地で人種差別的な占領者を燃やした」と伝えた。

続いて「ウクライナ軍はあらゆる面でこのような行動を肯定的に認識して支援する」と強調した。
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ウクライナ軍側は今回がロシア軍のミスであると説明しているが、一部では戦争に嫌気がさした一部のロシア兵が故意に自軍戦車を破壊しているという主張も出ている。

外信なによると、ロシア兵の一部が最前線に行くのを避けるため、ザポリージャで自軍車両を破壊しているとする現地ウクライナ軍関係者のテレグラム投稿を伝えている。

ロシア側はこの件について何も言及していない。

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