頭が禿げた男性に対して「ハゲ」と呼ぶのはセクハラに該当するという判決が英国の雇用裁判所で下された。
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12日(現地時間)、英テレグラフやブルームバーグなどによると、英雇用裁判所は「ハゲ」という言葉の使用が本質的に性と関連があり、一種の差別になる可能性があるとの結論を出した。
今回の判決は、英西部ヨークシャー地域のあるメーカーで勤務した電気技師トニー・フィン(64)氏が雇用主側を不当解雇とセクハラで提訴した事件に対して下されたものだ。
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トニー氏は裁判で、同僚が自分を「太ったハゲ」と呼び、不当な理由で解雇されたと主張した。裁判所は上司の発言が単に侮辱的発言だけでなく、嫌がらせレベルに達したかどうかについて審理し、「ハゲ」という表現がセクハラに該当すると判断した。
審判員は「《ハゲ》という表現は原告の尊厳を侵害し、脅迫的かつ敵対的、見下し侮辱するための目的だと見るしかない」とし、トニー氏の主張を受け入れた。
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続けて「脱毛は女性より男性においてはるかに一般的であるため、この用語を使用するのは本質的に性と関連している」とし「女性に対して胸を言及するようだ」と説明した。
これに対して雇用主側の弁護士は男性と女性の両方において脱毛がありうることから、「ハゲ」という表現は性的なものとは関係ないと主張したが受け入れられなかった。
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今回の決定を下した裁判所は、偶然にも脱毛症状がある男性3人で構成されていた。
トニー氏は「今回の決定がハゲという理由で男性が言葉の暴力で脅迫されないようになるきっかけになることを願う」と述べた。
この判決、日本ではどのように受け入れられるだろうか?
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