欧州複数国で韓国産昆布がリコール ヨウ素含有量が基準超過

韓国の食品企業が欧州に輸出する昆布製品からヨウ素が過剰検出され、相次いでリコール(回収)措置がなされている。
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12日、ベルギー連邦食品安全庁(AFSCA)によると、今年ベルギーの複数の食品店で販売された韓国サンピョ社の「ソンマウルヘッ昆布」製品からヨウ素含有量が基準値以上検出され、先月25日にリコールされた。
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ヨウ素が過剰検出された昆布製品は昨年5月に生産され、同年7月に輸出した製品だ。最初にオランダに輸出され、近隣諸国に流通したことが確認された。合計120箱のうち78箱が流通不適合判定を受けた。検出量は1kg当たり3171mgで、ヨウ素の一日あたりの成人摂取基準0.15mgを越えた。

ベルギーはヨウ素検出基準を定めていないが、欧州連合(EU)が全域で最大含量基準を統一することを勧告したことにより、ヨウ素含有量が1キロあたり200mg以上の場合、流通が不適切と判断されている。
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ヨウ素は人体の必須成分とされているが、過剰摂取する場合、甲状腺炎や甲状腺腫・甲状腺機能亢進症や低下症など甲状腺関連疾患の発生リスクが高い。体内には15~20mgほどのヨウ素があり、その70~80%程度は甲状腺に存在する。

韓国紙によると、クロアチアやフィンランドなど他のヨーロッパ諸国でも同じ理由で回収措置が進んでいると伝えられた。
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一方で、韓国では、海藻類を熱湯などで調理することが多く、この過程でヨウ素が多く消失するが、摂取方法が比較的単純なヨーロッパ諸国では、韓国とは異なりヨウ素含有量基準が厳しいとの見方も出ている。

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