ウクライナに侵攻中のロシア軍が予想外の苦戦を強いられるなか、ロシア軍のトップであるバレリー・ゲラシモフ総参謀長の解任手続きが踏まれているという情報が出ている。
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英有力紙インディペンダントは、オレクシー・アレストヴィッチ・ウクライナ大統領室補佐官の発言を引用し、ゲラシモフ総参謀長が職務停止になる可能性があると13日(現地時間)に報じた。
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アレストビーチ補佐官は、「事前情報によると、ウラジミール・プーチン大統領と彼の側近は、ゲラシモフに引き続き軍指揮権を任せても良いのかどうかを評価している」とし、「これはゲラシモフが評価を受けている間、職務を離れていることを示唆する」と主張した。
ゲラシモフの解任の可能性についてロシア政府から公式の言及はない。
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しかし、ロシア軍が今般の戦争で期待した成果を得られず、むしろ大きな損失を被っていることから、ゲラシモフをはじめとする軍の上級司令官が粛清されるという推測は依然から浮上していた。
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第二次世界大戦の勝利記念日式典があった去る9日、赤の広場で行われた閲兵式に軍のトップであるゲラシモフが姿を現わさなかった点もこのような観測に力を与えた。
英デイリーメールなど外信は今月1日、ウクライナ東部戦線を視察に訪れたゲラシモフ参謀総長がウクライナ軍の砲撃を受けて負傷し、本国に急遽空輸されたと伝えていた。
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