「露軍は侵攻一転、守勢に追い込まれた状況」「露領土守るため陣地死守」米シンクタンク

ウクライナ第2都市である東北部ハルキウ戦線で敗退したロシア軍がこの地域一帯の自国側国境地域を守備することに注力していると米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」が分析した。
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ISWは16日(現地時間)に公開した報告書で、ロシア軍がハルキウ戦線で繰り広げた戦闘で成功を収めることができずに退却したと評価しながらこのように伝えた。

ロシア軍の今回の撤収は、開戦序盤にウクライナ首都キイウと北部スミ地域、西北部都市チェルニヒウなどから退却した時とは様相が異なるとISWは分析した。
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当時、ロシア軍はロシア領域に完全に兵力を撤退させた後、ウクライナ東部のドンバス地域にこれを再配置した。

だが、今回ハルキウ戦線で退却するロシア軍は、一部の兵力をウクライナ領土内に残したまま、砲撃戦は続けながら陣地を死守させるようにしている可能性があるというのがISWの分析だ。
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ロシア軍を押し出した形のウクライナ軍が北上するのを放置した場合、ウクライナとの国境隣接都市でありロシア軍の兵站拠点(ハブ)であるベルゴロドがウクライナ軍のロケットや野砲の射程距離に入るからだ。

ロシア軍は先日までハルキウ攻略のために攻勢をかけていたが、ウクライナ軍の反撃を受け自国領土を防御しなければならない守備的立場に状況が変わったものと見られるとISWは伝えた。
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ISWは今後ハルキウ戦線におけるロシア軍の戦術が、ロシアの領土が砲撃距離に入らないようにするためウクライナ軍の北進を防ぐことに焦点が当てられると見通した。

ISWは「ロシア軍が反撃に乗り出したウクライナ軍に再反撃をすることで、ウクライナ軍をハルキウ方面に向かって再びみなみに押し戻すために反撃を行うことを望むかもしれないが、そのような努力が成功を収める可能性は非常に低い」と評価した。

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