ロシア国営テレビで専門家が「我々は孤立した」と述べる姿が放映されるなど、ロシア内でウクライナ侵攻に関する見方に変化が生じているようだ。
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17日(現地時間)、ロイター通信など複数の外信によると、ロシアの有名軍事専門家であるミハイル・ホダリョノク元大佐は前日夜、国営テレビに出演してロシアが完全に孤立し、ウクライナ戦況はさらに不利になるだろうと述べた。
ホダリョノク元大佐は、親政府メディアであるロシア1のトークショー「60分」において、「正直に言えば、状況は私たちにとって良くならないだろう」とし「事実上、世界が私たちの反対側に立った」と述べた。
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彼は、よく武装されたウクライナ軍100万人が「祖国を守る」という熱望を持って最後まで戦おうとしているとし、「一部のロシア人がこの考えに同意しないとしてもこれは事実」であると指摘した。
司会者が彼ら(宇兵)は徴集兵だと指摘すると、ホダリョノク元大佐は「本当に重要なのは動員方式ではなく戦う意志」であると説明した。
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彼は「軍事政治的に現実感覚を持たなければならない」とし「(北大西洋条約機構(NATO)に加盟した)フィンランドに向かってロケットを剥ければ笑顔になるだけ」と話した。
ロシアのエリート軍事学校出身のホダリョノク元大佐は、ウクライナ侵攻前にも国益に資することではないと警告していた。
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他にも、ロシアの元情報将校であるイゴール・ギルキンは、自身のテレグラムチャンネルでドンバス地域への攻撃が失敗したと主張した。
彼は「2週間以上激しく戦った末に戦術的成功だけを収め、大きな地域は一箇所も解放できなかった」とし「ドンバスを完全に解放できないようだ」と述べている。
英ガーディアンはこの日、ロシアがウクライナ戦争の被害を隠しているが、結局は情報が流出し、当初は戦争に賛成していた兵士の家族らは失望していると伝えた。
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