韓国で、国産化技術で作られた初の原子力発電所「シンハンウル1号機」が本格稼動を始めた。
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22日、韓国水力原子力(KHNP)は、慶尚北道鬱津にあるシンハンウル1号機(140万㎾級)がこの日午前11時頃に初臨界に達したと明らかにした。
臨界とはは原子炉で原子核分裂反応が一定に保たれることで、原子炉の最初の稼動が始まったという事実を意味する。
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シンハンウル1号機は韓国では27カ所目の原発となる。昨年7月9日に同国の原子力安全委員会で運営許可を受けた後、原子炉に燃料を装填し、高温機能試験などを経て稼動に入った。
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シンハンウル1号機の路型(原子炉形態)であるAPR1400は、現在稼動中の「シンコリ」3・4号機にも適用された韓国型の軽水炉原発だ。
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シンハンウル1号機は原子炉冷却材ポンプ(RCP)や原電界測制御システム(MMIS)など核心設備が国産化された韓国初の発電所であるとKHNPは伝えている。
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