ロシアのジャーナリストによる宣伝報道によってロシア軍の主力武器である迫撃砲の位置情報が露見し、ウクライナ軍に破壊されたことが分かった。
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ウクライナ防衛軍は去る22日(以下現地時間)、SNSを通じてウクライナ軍がロシア軍の「2S4チュリパン」迫撃砲を攻撃して破壊する映像を公開した。
2S4チュリパンは1975年にソ連軍に採用され、最小射程距離は850m、最大射程距離は9650mを誇る世界最大の迫撃砲だ。
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ロシアの軍事専門記者アレクサンドル・コーツは最近、現地放送ニュースに出演し、ロシア軍の戦果を強調する報道を行った。

同報道では2S4チュリパン迫撃砲が起動される様子や、周辺の地形なども映像として伝えられた。
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これをモニタリングしていたウクライナ軍は、映像中の地形や放送内容などに基づいてすぐに頻繁に迫撃砲の現在位置を把握し、これを攻撃目標とした。結局、ウクライナ軍はコーツの報道から24時間も経たずに当該チュリパンを破壊することに成功したと明らかにした。
ウクライナ軍はこのときの破壊映像をドローンで撮影して公開し「教えてくれたロシア宣伝家に感謝する」と皮肉り、「占領者(ロシア軍)は橋を破壊して民家を破壊するのにこの兵器を動員していた」と非難した。
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ウクライナの地元メディアによると、この武器は今回の戦争の最大の激戦地であるウクライナ東部のルハンスク州に配置されていた。
ロシア軍は今月初めに2S4チュリパンを動員し、ウクライナ南部港都市マリウポリで最後の抗戦地だったアゾウスタル製鉄所内のウクライナ軍を攻撃したと伝えられる。
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