韓国特許庁は6日、化粧品の虚偽表示に関する集中取り締まりを施行し、31製品で672件の虚偽表示を摘発したと明らかにした。
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今回の取り締まりでは、同国のEC大手である11番街、Gマーケット、G9、オークション、インターパーク、クパンなどで販売中の化粧品全般を対象に。特許やデザインなど知識財産権の表示や広告状況について点検された。
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虚偽表示タイプは、知的財産権名称を誤って表示したケースが274件、権利消滅後も有効な権利と表示したケースが230件、存在しない権利を表示したケースが167件あった。
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依然として特許とデザイン・実用新案・商標を区別できず、知財権名称を混同して間違って表示した場合が多いことも把握された。
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摘発された化粧品製品を見ると、ファクトクッション210件、ジェルネイル124件、クリーム123件、サンクリーム58件の順だった。新型コロナウイルスの緩和で消費者の野外行動が増えるにつれて、関連化粧品の販売および知財権虚偽表示も共に増えたことが確認された。
特許庁は摘発された672件を対象に、これらを販売したEC事業者に知財権虚偽表示該当製品を告知し、正しい表示方法を案内した後、修正、削除など是正措置を完了した。
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また、特許、デザインなどの知識財産権に対する消費者の理解度を向上させるため、正しい製品について知識財産権虚偽表示申告センター統合システムを通じて提供する予定だ。
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ヤン・インス特許庁不正競争調査チーム課長は「知財権虚偽表示取り締まり対象を既存の9つのオープンマーケット(EC)から11に拡大し、オープンマーケット管理・販売者を対象に教育を拡大していくなど、正しい知財権表示文化の拡散に努めるだろう」と言った。
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