ウクライナ東部ドンバス地域の親ロシア分離主義勢力が韓国国籍の義勇軍兵士を裁判に付す予定であると伝えられた。
(参考記事:元SEAL隊員を含む韓国人9名がウクライナに入国…外人部隊で活動か 韓国政府は旅券法違反で告発)
11日(現地時間)、韓国各紙はロシアのインテルファクス通信を引用し、自称ドネツク人民共和国(DPR)のナタリア・ニコノロバ外交部長官がこの日、ウクライナ側で戦った韓国市民に対する裁判が準備中と述べたと伝えた。
(人気記事:プーチン大統領に韓国大学が学位を与えていた… 授与理由に驚きの声「最悪のミス」「戦犯なのに」)
彼は「私の知る限り、韓国出身の傭兵に対する評決が準備されている。彼はウクライナ政府軍の側で戦った」と話した。
(人気記事:韓国紙「中国が韓国を《第二のウクライナ》にする」「世界は1930年代のよう…大国が小国運命を左右」)
しかし、インテルファックス通信はこの後、訂正記事を出し、「ニコノロバ長官が韓国人に対する裁判は彼の本国(韓国)で開かれることを明確にした」とし、最初の記事を修正した。
(人気記事:ウクライナ軍、「黒豹」と呼ばれる女性スナイパーの捕獲発表 「40人の血が流れた」)
訂正報道によると、ニコノロバ長官は「韓国人がDPRで裁判を受けることになるという報道は全く事実ではない」とし「この韓国人がウクライナを離れて故国に帰ったため韓国で裁判が準備中だ」と話した。 韓国人が誰なのかは具体的に言及しなかった。
(人気記事:1機20億円の露軍「空飛ぶ戦車」をわずか1万3千円の旧ソ連砲で撃墜…宇軍発表)
韓国外交部は4月22日現在でウクライナに(義勇軍として)4人の無断入国者がいると明らかにしたことがある。このうちユーチューバーとして有名だった韓国特殊部隊出身のイ・グン元大尉はウクライナで外国人傭兵部隊に所属して活動した後、先月27日に負傷治療のため帰国している。イ・グン元大尉は旅券法違反の容疑で告発され、現在警察の捜査対象となっている。
(人気記事:露軍が秘密兵器「BMPT-72 ターミネーターⅡ」をドンバスに投入か 自軍戦車の壊滅状況受け)
インテルファックス通信の今回の報道と、その後の訂正の経緯は不可解な点が多いが、いずれにしろ、外国からのウクライナ側への軍事支援や義勇軍参加に対する牽制意図が考えられる。
(人気記事:「中国がロシアの軍事機密情報をハッキング」イスラエル系保安企業が分析発表)
DPR裁判所はロシア軍に捕まった英国人2人とモロッコ人1人の身分を「傭兵」と規定し、9日に死刑を宣告した。彼らには傭兵行為、政権転覆活動などの容疑が適用された。
(参考記事:宇ドンバスで露残虐傭兵部隊「ワグナー」が壊滅的被害か…米国営紙報じる)