韓国製ラーメンがカタールでシェア1位に 現地韓流ブームに乗る

韓国製ラーメンがカタール市場でシェアを拡大している。
(参考記事:台湾は日本より韓国が好き トップ10に辛ラーメンなど3製品 日本は1

12日、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)によると、韓国製ラーメンは、カタールのインスタントラーメン市場における過去5年間でシェア1位を占めた。昨年の韓国製ラーメンのシェアは34.6%で、レバノン(13%)、英国(7.3%)など2位以下を大きく上回ったことが分かった。

特に韓国製ラーメンの2020年カタール輸出量が目立つ。 2020年の輸出量は91万ドルで、2019年(39万ドル)に比べ大幅に増えた。

韓国メディアによるとこれは、カタールでも流行中の韓流効果であるとの分析が出ている。カタールでは韓国の大衆音楽やドラマの効果で若い層を中心に韓流ブームが起きている。カタールのインフルエンサーたちが辛ラーメンを食べる映像を発信する「辛ラーメンチャレンジ」に挑んだ減少なども起きた。

韓流を通じた韓国食文化がカタールに流入し、韓国食品店でしか購入できなかった韓国食品が大型流通チェーンであるハイパーマーケットやスーパーマーケットチェーン店などで流通し、消費者との接点を広げたことも効果があったとみられている。

市場調査機関のユーロモニターによると、カタールのインスタントラーメンの流通チャネルのうちマーケット型流通チャネルの比重が98.8%で大きな流通網を占めている。その中で、ハイパーマーケット、スーパーマーケット、小規模販売店(韓国食品店)がそれぞれ53%、29%、16.7%と大きな割合を占めた。

コロナ以後カタールの各所で韓国食品専門店が先を争って開業中であるとも伝えられる。

(参考記事:なぜ欧州は韓国製ラーメンを販売禁止にするのか? 仏伊に続き独も全量リコール