現代自動車および同傘下の起亜自動車がフランスのエコカー市場で好調だ。小型電気SUVモデルのコナEVとニーロEVが人気で2桁シェアを目前にしている。
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20日、電気自動車専門メディアのクリーンテクニカ(CleanTechnica)によると、現代自動車・起亜は1~8月、フランスのエコカー市場でシェア9.9%を記録した。これは前月(1~7月)比0.4%増加となる数値だ。
現代自動車の小型電気SUVモデルであるコナEVと起亜のニーロEVが実績を牽引した。同じ期間、それぞれ4232台と2948台を販売し、実績ランキング11位と17位に浮上した。続いて現代自動車の準中型SUVモデルであるツーソンPHEVが2799台で18位を記録した。これら3車種だけでフランスのクリーン車市場の5.1%を占めている。
1位はステランティスが占めた。同じ期間30.8%シェアを示した。ルノー-日産-三菱アライアンスは21.4%で2位、現代車・起亜に続きフォルクスワーゲングループとBMWグループがそれぞれ8.4%と7.1%で4位と5位に浮上した。テスラは6.5%となり、BMWに抜かれ6位となった。
コナEVとニーロEVは先月、英国のベストセリングクリンカーのトップ10にも入っており、それぞれ465台・398台が販売された。起亜のスポーテージPHEVも327台で12位に入っている。
1位はルノー・メガンEVだった。同月計1521台を販売した。続いてフィアット500eが1325台で2位、ダチアのスプリングが988台で3位を記録した。
一方、先月フランスのエコカー市場の規模は1万9712台と集計された。これは全体の自動車市場の14%の割合を占める数値だ。今年に入って8月までに登録された車両は合計19万5000台で市場シェア20%となった。
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