韓国で、いわゆる「デートレイプドラッグ」と呼ばれるGHBやコカインなどをこっそり混ぜて投薬させた後に性的暴行に及ぶ薬物性犯罪事件が絶えず発生していることが明らかになった。
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23日、韓国国会行政安全委員会所属、最大野党「共に民主党」のオ・ヨンファン議員が、警察庁から提出された資料に沿って、最近3年間の薬物性犯罪発生件数は、合計8173件であることを明らかにした。
年度別に分けてみると、薬物性犯罪は△2019年2950件、△2020年2891件、△2021年2332件発生した。特にGHB・ヒロポンなど向精神性医薬品麻薬類を投薬しておよぶ性犯罪は、△2019年32件、△2020年33件、△2021年32件で、関連犯罪が絶えていないと集計された。
薬物性犯罪全体の統計で見ると、3年間アルコールによる性犯罪が合計8071件で最も多く、GHBやヒロポンなど向精神性医薬品70件、コカインと大麻はそれぞれ15件・12件、ボンド・シンナー5件の順であった。
オ議員は「性犯罪に利用される薬物は、ますます多様化している」とし「強力な処罰を課し、薬物性犯罪を根絶しなければならない」と述べた。
一方、女性家族部は、薬物を利用した性犯罪件数が相次いで発生していることにより、3年ごとに実施する「2022年性暴力安全実態調査」で初めて、薬物を利用した性犯罪被害現況に対する実態調査を進める方針だ。女性家族部は「薬物利用性暴力被害可否」を問う条項を、該当実態調査に含めたと同日明らかにした。
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