現代自動車がインドで販売急増「需要急増時期が到来」 1位スズキとの差は?

現代自動車および同子会社の起亜がインド自動車市場で2カ月連続の高成長を続けている。
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2日、インド自動車ディーラー協会(FADA)によると、現代自動車・起亜は先月、インド市場で計8万1329台を販売した。現代自動車は前年比33%増加となる5万8006台を販売した。内需販売は前年(3万7021台)比30%上昇した4万8001台、輸出は前年(6535台)比53%急増となる1万5台と集計された。準中型スポーツユーティリティ車両(SUV)モデル・ツーソンと小型SUVモデル・ベニューとベニューNラインが実績を牽引した。

起亜は前年比43%上昇となる2万3323台を販売した。ブランド小型SUVモデル・セルトスが9777台で最も多く売れ、続いて、ソネットとカレンスがそれぞれ7614台と5479台を記録、実績を裏付けた。カーニバルは301台が販売された。

現代のツーソン/HYUNDAI
現代車・起亜は2カ月連続で2桁の成長を続けることに成功した。現地ディーラーとのコミュニケーション強化戦略が成長勢いにつながっているとみられている。これに先立ち現代車は前月の9月にも前年(3万3087台)比50%成長となる4万9700台を、起亜は前年(1万4441台)比79%上昇となる2万5857台を販売したことがある。

現代自動車・起亜は現地戦略を強化し、2桁の成長率を継続し続ける計画だ。年末販売量拡大のためのカスタマイズされた販売戦略を構想している。半導体サプライチェーン問題緩和による現地車両生産が増加しているだけに成長促進に乗り出す。

特に起亜は今年、歴代最多販売を達成すると期待している。ハーディップ・シン・ブラル(Kareep Singh Brar)KMI副社長は「起亜ブランドに対する現地需要が急増する時期が到来した」とし「前例のない最高記録で今年を終えるだろう」と強調した。

一方、現地販売1位のマルチスズキは同月計14万337台を販売した。これは前年(10万8991台)比28.76%増となる数値だ。現代車・起亜との販売格差は5万9008台となっている。

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