ウラジミール・プーチン・ロシア大統領の「健康異常説」が以前から提起されてきた中、今回新たに、プーチン大統領の手に付いた注射跡をめぐり、これがパーキンソン病と膵がんを治療する過程で生じたという見方が出ている。
(参考記事:「露軍首脳部が宇への戦術核使用を議論」米NYT)
1日(現地時刻)、英紙ザ・サンはロシア情報員の情報提供を元に、プーチンが初期段階のパーキンソン病と膵臓がん診断を受けたことが確実だと報道した。プーチンの右手甲にある注射跡と推定される痕跡を根拠として挙げている。
ロシアの情報員はさらに、「プーチンは最近診断された膵臓がんを抑制するため、あらゆる種類のステロイドと鎮痛剤治療を定期的に受けている」と述べた。彼は「プーチンが前立腺がんにもかかったという噂がある」とし、「プーチンは可能なすべての方法を動員して健康異常説を認めずに隠すだろう」と話した。
ウクライナメディア・キーウポストのジェイソン・ジェイ・スマート記者は「この映像はプーチンが静脈注射を受けた痕跡をそのまま見せてくれる」と話した。同メディアのトム・ワーナー記者は「映像のあらゆる場面でプーチンの手と顔がむくんでいることを確認できる」とし「これはステロイドの長期服用のため」であると話した。
プーチン大統領の健康異常説は、ロシアがウクライナを侵攻した後から何度も提起されてきた。去る4月21日にはプーチン大統領がセルゲイ・ショイグ国防長官の報告を聞く中継放送において、硬直した顔を見せたことから健康異常説理想説が台頭した。その際、プーチン大統領は座りながらずっとテーブルの片隅を右手で握っていた。
同月24日にはロシア正教会ミサに出席し、唇を頻繁に噛む姿もみせた。これをめぐってプーチン大統領がパーキンソン病を患っているのではないかという疑惑が提起された。
さらに5月23日にベラルーシ大統領と会談をする席では、プーチン大統領が両足を休むことなく動かし続け、がん闘病疑惑が浮上した。
(参考記事:「プーチン大統領が今月12~13日に腹水の除去手術を受けた」露独立紙 癌の関連症状か)
(参考記事:「プーチンがミサで異常行動、唇何度も噛みしめ」「足がかなり細くなった」英紙)
(参考記事:「プーチンの愛人カバエワが妊娠」「プーチンは怒り、落ち込んだ」露独立紙)