韓国特許庁、半導体技術の審査を大幅短縮…12.7カ月→2.5か月に 「競争勝つため」

韓国特許庁が半導体技術を「特許出願優先審査対象」に指定した。半導体技術分野の特許審査期間が大幅に減少する見通しだ。
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韓国特許庁は特許法施行令および実用新案法施行令を改正したと1日明らかにした。

改正された施行令によると、韓国内の半導体関連企業と国家研究開発機関、半導体特性化大学・大学院は、半導体技術に関する特許を出願する場合、優先審査を申請することができる。優先審査の場合の審査期間は平均2.5ヶ月に短縮される。これまで半導体分野の特許の一般審査期間は12.7カ月であり、それと比較すると1年近く短縮されることになる。

特許庁は半導体技術だけでなく、今後他の先端技術に関しても迅速に審査できるように優先審査対象及び申請期間を拡大する予定だ。

特許法施行令改正は、世界で技術覇権競争が激化するなかで、韓国の半導体関連企業のグローバル競争力を強化するためだ。

イ・インシル特許庁長は「韓国経済の活性化のために、全省庁が半導体分野への支援を強化するなかにおいて、迅速な特許獲得を支援する今回の措置が呼び水の役割を果たすことができるだろう」とし「特許庁は限られた人員状況にもかかわらず、半導体分野の特許を迅速・正確に審査するため、半導体分野の退職人材を専門審査官として早速採用し、支障なく進めるようにする」と述べた。

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