韓国No.1車種「グレンザー」の新モデルが発売 「これまでと次元が異なる車」

現代自動車が韓国を代表するセダン、「グレンザー」の最新モデル「ディオール・ニュー・グレンザー(以下、グレンザー)」を14日に発売した。
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グレンザーは1986年に最高級セダンとして発売されて以来、これまで人気を博し、2021年には韓国で最も販売台数が多い車種となった。

チャン・ジェフン現代自動車代表取締役社長はこの日、オンラインで行われた発売イベントにおいて、「数年間、心血を注いで開発してきた新型グレンザーは、過去36年間にグレンザーが積み重ねてきたブランドヘリテージの上に、市場の期待と予想を超える先端新技術とディテールが加わった革新的なモデルだ」とし、「これまでのグレンザーとは次元が異なる新しい経験を提供するだろう」と紹介した。

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ディオール・ニュー・グレンザーは、前モデル比で45mm長い5035mmの全長を持ち、ホイールベースとリアオーバーハングをそれぞれ10mm、50mm増やし、ゆったりとした空間性を確保した。

前面部は差別化された高級感でフラッグシップ大型セダンのデザインアイデンティティと雄大な存在感が強調されたのが特徴だ。

未来志向的なデザインの「絶え間なく接続された水平型LEDランプ(Seamless Horizon Lamp)」は、DRLとポジショニングランプ、方向指示など機能が統合された断絶感のない一体型構造として開発された。

側面部は2895mmに達する同級最長ホイールベースとロングフードの完璧な比例感を提供する。特に、フレームレスドアとフラッシュドアハンドルを組み合わせた水平的ワンラインのサイドボディでエレガントな大型セダンの気品を醸し出している。

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背面部はスリムなラインのリアコンビランプとともにボリューム感が強調されたデザインを通じて、前面部の未来志向的なイメージをより豊かにしてくれる。

室内には12.3インチの大画面クラスタとナビゲーションを一体型に統合したディスプレイが装備された。

ディスプレイは中央下部に位置するフルタッチ10.25インチ対話面統合空調コントローラと調和し、ハイテクなイメージを想起させる。

インフォテインメントシステムにも革新的な技術が組み込まれた。

グレンザーにはインフォテインメントシステム「ccNC」(connected car Navigation Cockpit)を初めて搭載し、ワイヤレス(OTA)ソフトウェアアップデート対象範囲を大幅に拡大するなど、新しいモビリティ時代の自動車として全く新しい移動体験を提供する。

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世界初の実物パスカードなしによる有料道路通行料決済が可能な「e hi-pass(ハイパス)」を適用した。

グレンザーは▲2.5リットルGDIガソリン▲3.5リットルGDIガソリン▲3.5リットルLPG ▲1.6リットルガソリンターボハイブリッド4種類のエンジンラインナップで発売される。

価格は▲ガソリン3千716万ウォン(約391万円)▲ハイブリッド4千376万ウォン(約461万円)▲LPG 3千863万ウォン(約407万円)から。

2.5リットルのGDIガソリンモデルは最高出力198馬力、最大トルク25.3kgf・mに11.7km/lの複合燃費を達成。

3.5リットルのGDIガソリンモデルは、最高出力300馬力、最大トルク36.6kgf・mに10.4km/Lの複合燃費を達成。

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3.5リットルLPGモデルは最高出力240馬力と32.0kgf・mの最大トルクを備えた。

ハイブリッドモデルの場合、12Vバッテリー放電保護作動スイッチをトランクオープンボタンにも適用し、非常キーなしでも放電保護システムを解除し、一時的に車両の全長機能を正常に作動させることができるようになっている。

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