ウクライナでの戦争で劣勢にみえるロシア軍だが、強制的に動員された兵たちの間で反発が出ているのだろうか。
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ロシアのウクライナ特別軍事作戦のための予備軍動員に密接に関与してきた海軍大佐が変死体として見つかったことが分かった。
去る16日(現地時間)、ロシアメディア・メデューサはウラジオストクにあるマカロフ海軍士官学校において、この学校の副総長であるバディム・ボイコ(44)大佐が多数の銃創を負って死亡したまま発見されたと報じた。
校内の目撃者たちは、ボイコ大佐が出勤後に自らの事務室に入り、しばらくして5発の銃声が聞こえたと話した。
その後、部下一人が該当事務所に駆けつけたが、ボイコ大佐はすでに死亡した状態だったと伝えられる。
一部の現地メディアは、ボイコ大佐が自殺したとみられると報道した。しかし、現地司法機関と密接なテレグラムベースのニュースチャンネル「バザー(BAZA)」は、担当捜査官が現場で拳銃4丁と弾倉5個を発見したと伝えつつ、遺書もなく、ボイコ大佐の胸に数発の銃創が残っているという点で自殺の可能性は低いと報じた。
バザーはまた、ボイコ大佐が軍備と弾薬を担当していたほか、ロシアの予備軍部分動員に密接に関与してきたと伝えた。そのため、家族を失った誰かがボイコ大佐を殺害したという疑惑も出ている。
ロシアの予備軍動員担当将校の疑わしい死は今回が初めてではない。
先月中旬、ロマン・マリク(49)中佐は同じロシア極東地域の生垣で死んだまま発見された。マラク中佐は予備軍の入隊を担当してきた。当時、捜査官たちは家族と知人らの疑問提起にも該当事件を自殺として捜査終結させた。
先立って、プーチン・ロシア大統領は去る9月21日、予備軍を即刻召集できる部分動員令を下した。
その一ヶ月後の先月末に、ロシア政府は、目標とした予備軍30万人の動員を完了し、このうち8万2000人をまずウクライナの戦線に配置したと発表した。
しかしロシア内部では徴集兵らが十分な訓練もなく装備も正しく支給されないまま戦線で投入され、次々に戦死しているという批判が出ている。ウクライナ東部戦線に投入されたロシア軍1個大隊は、戦線配置しばらくしてほぼ全滅したと伝えられた。
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