韓国初のオリジナル自動車モデルと知られる「ポニー」がクーペコンセプトで48年ぶりに復活する。
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現代自動車はポニーをデザインしたイタリア人デザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロと手を組み、1974年にイタリアトリノモーターショーで公開されたポニークーペコンセプトを原型のまま復活させると24日明らかにした。
このような計画は、同日、現代車グループ人材開発院マブックキャンパスで開かれたデザイントークイベントで初めて発表された。この日のイベントには、ジウジアーロをはじめ、現代車グループ最高創造責任者(CCO)であるルーク・ドン・カーボルケ副社長、現代デザインセンター長であるイ・サンヨプ(サンヤップ・リー)副社長が参加した。
現代車はGFGスタイルと共に復元するポニークーペコンセプトを来年春公開する計画だ。
ポニークーペのコンセプトは、くさび形のノーズと円形のヘッドランプ、折り紙を思わせる幾何学的な線を特徴とする。
ジウジアーロは映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に登場する「デロリアンDMC 12」をデザインした人物として有名だが、同時期にポニークーペもデザインしており、両車はいわば兄弟関係にある。
ポニークーペのコンセプトは量産に至らなかったが、現在まで現代車のデザインに影響を及ぼしている。
今年7月に初めて公開された電気と水素燃料のハイブリッドスポーツカーであるNビジョン74が代表的だ。
現代自動車関係者は「初の固有モデルであるポニーとポニークーペコンセプトは、電動化とモビリティ時代の新たな挑戦を控えた現代車にとって大きな精神的遺産だ」とし、「自動車を国家の中枢輸出産業として育成しようとしたチョン・ジュヨン初代会長精の情熱を振り返るため」と述べている。
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