韓国軍合同参謀本部は5日、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が同日午後3時ごろ、南東部の江原道(カンウォンド)金剛(クムガン)郡付近と南西部の黄海南道(ファンヘナンド)長山串(チャンサンゴッ)付近からそれぞれ東西の海上に130発余りの砲弾射撃を実施したと発表した。
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着弾地点は2018年9月の南北軍事合意によって設定された海上の緩衝区域で、韓国軍は南北軍事合意違反だとして数回にわたり即時中止を求める警告通信を行った。
合同参謀本部は「海上緩衝区域内への砲撃は明白な南北合意違反」であるとし、韓米間の緊密な連携のなか、関連動向を追跡・監視するとともに、万一の状況に備えて対応体制を強化していると説明した。
北朝鮮は先月3日の深夜に江原道金剛郡付近から朝鮮半島東の東海に向けて約80発の砲弾射撃を実施している。
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