韓国の公共部門負債が約150兆円に…3年連続で上昇 「財政健全化が必要」政府

昨年、韓国の中央・地方政府や公社など公共部門の負債が前年より12%増加し、1千400兆ウォン(約145兆円)を超えた。

(参考記事:「韓国の負債比率上昇続けば、ムーディーズの国家信用格付は10年後降格」シンクタンク分析

韓国企画財政部が発表した「2021会計年度一般政府・公共部門負債集計結果」によると、昨年公共部門負債は1千427兆3千億ウォン(約149兆円)となり前年より147兆4千億ウォン(15兆円)増加した。

GDPに対する比率は68.9%を記録し、3年連続で上昇傾向を示した。

韓国電力と発電子会社の負債が11兆6千億ウォン、韓国土地住宅公社9兆ウォン、韓国ガス公社は負債が5兆9千億ウォンそれぞれ増加した。

韓国企画財政部は「低出産・高齢化、成長潜在力の下落など中長期の財政条件を考慮すれば財政遵守の法制化など健全性管理強化が必要だ」と 強調した。

(参考記事:韓国紙「韓国の負債急増は南欧危機時より深刻」「文大統領の不動産政策失敗に原因」
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