中国でパンを食べた小学生、毒物中毒で死亡…8人逮捕 現地紙報じる

中国でパンを買って食べた小学生が毒物中毒で亡くなり、パン生産業者関係者など8人が逮捕されたと新浪财经など中国メディアが報じた。韓国紙も一斉に報じている。

※新浪财经の当該報道:https://finance.sina.com.cn/wm/2023-01-30/doc-imycxmyy7037758.shtml

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新浪财经によると、昨年9月に発生した広東省湛江市の徐聞県で発生した小学生死亡事件と関連して、現地公安局はこの小学生が毒物成分(殺鼠剤)の中毒で死亡したことを確認し、パン製造業者代表など8人を逮捕して事故経緯を調査中だ。

死亡当時10歳だった小学生は登校時に学校前の売店で9元(約160円)のパンを購入、登校して食べた後、薬物中毒症状を見せて病院に移送されたが、約20日後に亡くなった。

彼の父親は「娘が朝を食べず、学校前の売店でパンと牛乳を買って登校した」とし「普段から健康で、性格が活発で学校の成績も良かった」と話した。

聯合ニュースは「中国の現地住民たちは、ウェイボなどソーシャルメディアを通じて徹底した真相究明と厳格な処罰を要求している」と伝えた。

※聯合ニュースの当該報道:https://n.news.naver.com/mnews/article/001/0013735577?sid=104

閉鎖された当該店/新浪财经

2008年に中国では人体有害化学物質であるメラミンを含む粉乳が流通し、少なくとも6人の乳幼児が死亡し、30万人が被害を受けた。

2020年11月には四川の有名鍋料理店が、客が食べた後の残飯に調味料などを加えて煮込んだものを再利用し摘発された。この飲食店は2年間、このような手法で抽出した食用油で5万杯の鍋を販売してきたことがわかり、事業主ら4人が最高10年6ヶ月の懲役刑を宣告された。

昨年は、腎臓の機能を悪化させる防腐剤成分が基準値を超えた牛乳や、火で加熱しても溶けないアイスクリームが話題となっており、聯合ニュースは「不良食品関連の騒動が絶えない」と伝えている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは以下のようなコメントが投稿されいている。(※ネイバーニュースコメント参照)

「…パンになぜ毒物が入っているんだよ」
「それでも中国は食べ物で悪いことすると10年刑食らうんだな。我が国だと罰金で終わっただろう」
「9元といえば中国でもそんなに安物のパンではないはずだが、なぜこうなった?」
「火に当てても溶けないアイスとかノーベル賞級だろう」

以上 コリアエコノミクス編集部

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