リドリー・スコットが「Galaxy S23 Ultra」のみで撮った映画作品を公開(映像あり)

サムスンが映画監督リドリー・スコット(Ridley Scott)とコラボレーションして制作した映画「ビホールド(Behold)」を、公式YouTubeチャンネルを通じて公開した。

8日、サムスンによると、今回のコラボレーションは、サムスンの新製品であるGalaxyS23 Ultraの進化したカメラ性能をアピールするためのプロジェクトだ。

映画「エイリアン」、「デルマとルイス」、「グラディエーター」、「オデッセイ」など数々の名作を通じて完成度の高い映像美と細心のディテールを見せてきたリドリー・スコット監督は今回、撮影用大型カメラの代わりにGalaxyS23 Ultraのみを使って作品を完成させた。

3分50秒分の映画「ビホールド」は、廃墟となったある郊外の小さな都市を背景に撮られた。リドリー・スコット監督は「私たちはみな攻撃的な環境に置かれている。良い行動をすれば良い方向に変化できるという詩的なメッセージを含んでいる」と作品の内容について説明した。

撮影過程についてリドリー・スコット監督は「この小さな製品(GalaxyS23 Ultra)がこれから大きな撮影カメラに代わるかもしれないと思った」「本当に素晴らしかった」と述べ、「(このカメラで)数多くの小さな部屋と空間がある実際の環境に直接入ることができるというのが不思議だった」と伝えた。

GalaxyS23 Ultraはサムスンが今回公開した新製品であり高いカメラスペックを誇る。 Galaxyスマートフォン史上歴代最高となる2億画素カメラ、6.8型クアッド(Quad) HD 120Hzエッジディスプレイなどを搭載し、動画撮影機能を一層強化した。 既存の毎秒30フレーム(fps、1秒あたりの撮影フレーム数)をサポートしたスーパーHDRを今回60フレームまで拡張し、広角だけでなく超広角、セルフィーにもスーパーHDRをサポートし、逆光で撮影しても高品質の動画を撮影できる。

8K動画の場合、さらに大きくなったピクセルサイズと毎秒30フレームをサポートし、より鮮明ながらもスムーズな撮影が可能となり、進化した広角アングルをサポートし、より広くなった角度で映画のような感じの映像撮影が可能なことが長所として挙げられる。

サムスンは映画「チェイサー」、「哭声/コクソン」などを演出したナ・ホンジン監督がGalaxyS23 Ultraで撮影した映画「信念(Faith)」も公式YouTubeチャンネルを通じて公開する予定だ。

一方でアップルは毎年世界的な映画監督たちとコラボしてiPhoneで撮影した短編映画を公開してきている。 今までパク・チャヌク監督をはじめ、ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)、デイミアン・シャゼル(Damien Chazelle)監督らとコラボした作品を披露し、大きな話題を集めた。

(参考記事:サムスンが2億画素のイメージセンサーを発売…「Galaxy S23」に搭載予定