中国半導体産業協会(CSIA)は、半導体製造技術の対中輸出を制限する米国・日本・オランダ間の合意を批判する声明を発表した。
(参考記事:韓国紙「中国で日本製半導体製造装置の問い合わせ殺到…輸出規制控え」)
16日、香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、中国半導体産業協会は前日の声明を通じてこのように明らかにし、「グローバル半導体生態系を破壊するそのような行動に断固として抗議する」と訴えた。
※SCMPの当該記事:https://www.scmp.com/tech/tech-war/article/3210333/china-semiconductor-trade-group-warns-us-pact-japan-netherlands-tighten-chip-export-controls
※CSIAの抗議声明:https://web.csia.net.cn/newsinfo/5366860.html
同協会は「中国の半導体産業をグローバルイノベーション体制と自由市場競争から排除しようとするそうした行動に反対する」などと批判している。
同協会は744社を会員としている。
今回の声明は、米国・日本・オランダが中国に特定半導体製造装置の輸出を統制する合意に達したという報道が出てから約2週間で発表されたものだ。ただし、当該合意の具体的な内容は公開されていない。

しかしすでに中国半導体業界では、高まる不安の中で、日本製の中古半導体製造装置の価格が急騰し、これに対する問い合わせも殺到しているとSCMPは以前伝えていた。
この報道をみたネットユーザーらは当該記事のコメント欄に次のように書き込んでいる。
「アメリカは冷戦時代のような幕引きをしようとしているが、アメリカはソ連のように中国を滅ぼすという目的を達成できるのだろうか。それは希望的観測だ。アメリカは今の中国がソ連とは違うことを理解していない」
「アメリカが自分勝手な理由で世界経済を破壊していること、これが今多くの国々が気付いていることだ。ロシアに対する制裁は、作物に必要な肥料がカナダを含む国々に届くのを妨げた。そして、アメリカのトップクラスのハイテク企業が大規模なレイオフを行い、ハイテク製品の価格が高騰していることに人々は不満を抱いているのではないか?」
「まあ、中国共産党は大規模な軍備増強、プーチン支持、SCSでの乱暴な主張、台湾や日本への脅し等々にのめり込む前に考えるべきだったんだけどね」
「中国が技術を西側に頼りすぎていることを露呈してるね。先進的な半導体モデルを自前で作れないようだ…」
(参考記事:韓国紙「日本の半導体装置企業が韓国で相次ぎ工場拡張」「競争生き残るため」)
(参考記事:韓国紙「中国がレアアースの輸出制限開始へ…リスト公開」「米国への対抗措置」)
(参考記事:韓国の対日本「素材・部品・装置」輸入依存割合が低下…国産化効果は?)
(参考記事:中国外交官「トルコ地震にも耐えた中国製の橋」…実は韓国製でネット騒然)
(参考記事:「脱中国のグローバル企業が増加」「日本と韓国で取り合いになる」韓国商工会議所)
(参考記事:ChatGPT「人民元の影響力が今後高まる」「日本円は長期的に強い」…韓国ウォンは?)