「世界AI指数」で韓国が62カ国中7位に 日本は10位圏外

AI(人工知能)技術の競争力評価において韓国は世界7位レベルであるという分析が出ている。上位は予想どおり米中が占めた。日本は10位圏外という低い評価となった。分析対象は62カ国だった。

(参考記事:韓国紙「最先端技術37分野で中国が開発1位」「韓国は20分野で有力…日本は4分野」

4日、英国のデータ分析メディア・トータス・インテリジェンス(Tortoise Intelligence)が調査発表する「グローバルAI指数」(The Global AI Index)によると、米国がAI競争力1位となったことが分かった。 

米国は、タレント(100点)、インフラ(94点)、研究(100点)、商業性(100点)点などの分野で高スコアを得た。トータス・インテリジェンスは米国の分野別スコアを総合スコア100点として基準値とし、残りの国のスコアを付けている。

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2位は中国だった。中国は、インフラ(100点)、政府戦略(94.8点)、運用環境(91.5点)などの分野で高スコアを得たが、人材が16.5点と低く、総合点数は62.92点にとどまった。 続いて3位は英国(40.93点)、4位はカナダ(40.19点)、5位はイスラエル(38.89点)、6位はシンガポール(38.67点)だった。

韓国は7位(38.6点)だった。 分野別点数は、人材が14.5点、研究が26.6点と低い評価となったが、インフラ(85.2点)や政府戦略(87.5点)、開発(77.2)分野では高評価を得た。特に開発分野のスコアは国別順位で米中に次ぐ3位に付けている。

The Global Indexキャプション

8位はオランダ(36.35点)、9位はドイツ(36.04点)、10位はフランス(34.42点)だった。 一方、日本は16位(30.53点)と低い評価となった。

日本の場合、インフラ(84.5=国別7位)、開発(71.9点=5位)と比較的高い評価を受けたが、人材(15.1点)、研究(22.5点)などの分野で低い評価に留まったことが影響した。

Global AI Indexは、人材、インフラ、運用環境、研究、開発、政府戦略、商業性の7つの主要項目を143の指標によって分析した結果に基づいている。各分野の専門家との協議の上、重要度を加味しているとトータス・インテリジェンスは説明している。

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