韓国紙「豪州が韓国製装甲車の採用有力に…2.4兆円規模」「ドイツ製を凌駕」

オーストラリア(豪州9が韓国製装甲車を採用する可能性が高まったとの報道が出ている。金額は約23兆ウォン(約2.4兆円)と予想されている。

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韓国の経済紙「ソウル経済」は5日、韓国防衛企業であるハンファエアロスペースのレッドバック(Redback/AS21)装甲車が豪州で採用が有力視されているという独自記事を掲載した。

同紙は防衛業界や海外メディアなどをもとに、豪州の「ランド400」三段階事業に参加しているハンファエアロスペースの豪州型装甲車「レッドバック」が最近、豪州軍当局から、競争相手であるドイツのラインメタルディフェンスの「リンクス(Lynx)」に対して優位性があるという評価を受けたと報じた。これはハンファエアロスペースの関係者の証言をもとにしている。

豪州は10年間で国防分野に2700億豪ドル(約24兆円)を投資する方針で、陸軍の新型装甲車事業である「ランド400」事業を推進している。

ハンファのレッドバックとドイツのリンクスは昨年、豪州で様々な試験評価を行われたとされ、ここでレッドバックが複数の分野でリングスより良い評価を受けたという。

動画:レッドバックの解説動画

ソウル経済によると、「特に、アジア太平洋地域の安全保障協力のために(豪州が)韓国とより緊密に協力しなければならない部分もレッドバックの好評に影響を与えた」ことや、「このほか、韓国防衛企業の優れた納期実績と比較的安い価格もポジティブな影響を与える部分だ」と伝えている。

ハンファエアロスペースは昨年、ポーランド向けにチョンムロケット砲や、K9自走砲を太陽に輸出し、エジプトやUAEからも受注した。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは「ハンファエアロスペースがロッキードマーティンを超えることを期待する」「ハンファの株を買おうか」「結局はドイツ製になるんじゃないか。最終選択は欧米産だろう」などのコメントが投稿されている。

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