現代自動車の車両2万6千台が米でリコール 火災理由回収が700万台超に

現代自動車の準中型ハッチバックモデル車両「ベロスター」が米国で火災事故を起こしリコールされることが分かった。

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現代自動車は今回の問題を受け、米国で2012年と2013年式ベロスター計2万6169台をリコールする予定だ。

この問題が最初に発生したのはカナダだ。2022年7月、カナダで初めてこの問題が提起された。現代自動車は、7月から2月まで続いたカナダ運輸省の調査を基に、火災報告が届いた後、調査を開始した。

現代自動車は、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)に提出した文書で、この問題に関連する火災の報告は5件あるが、事故や負傷者は確認されていないとしている。このリコールについては、2023年4月下旬にオーナーに通知される予定だ。

NHTSAの当該リコール説明文

現代自動車は、車両の後進駐車補助センサーにあるシリコンシーラーが水に対する抵抗力が十分でないことを発見した。導電性物質がセンサーに入るとショートが発生し、火災につながる可能性があることが分かった。 また、後方センサーの駐車補助システムが作動しなかったり、トランスミッションが駐車状態で止まったりする可能性がある。

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具体的にこの問題は、2011年7月4日から2013年9月27日の間に生産されたベロスターで発生する可能性があるとのこと。

現代自動車は、4月29日から2012年および2013年式ベロスターの所有者に連絡することを明らかにした。駐車センサーとヒューズを交換するため、ディーラーに車両修理を依頼するようにという。新しい部品は水からより良く保護するために改善されたシーラントを装着する。

米国メディア「コンシューマーレポート」は7日、この問題を取り上げ、「現代自動車グループの一員である現代自動車と起亜自動車が、火災の危険性を理由にリコールした車両は、700万台以上にのぼる」とし、原因がエンジンや配線、ブレーキシステム、バッテリーなど多岐にわたることを説明し、「両社はNHTSAの調査を受けており、集団訴訟にも直面している」などと伝えている。

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