米紙の車耐久性評価TOP10に韓国車が入るも、日本車がズラリ

自動車を購入する際、デザインや性能、価格やブランドなどが主な検討事項になるが、耐久性も車の購入において重要な要素となる。耐久性によって車両の維持費用が大きく変わることがあるからだ。

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カナダの自動車専門メディア「Hot Cars」は、累積走行距離48万km(30万マイル)以上走行しても大丈夫な自動車15種を選定した。ランキングには日本車がズラリと並んだが、上位に韓国車もランクインしている。本記事では上位10種を紹介しよう。

10位はトヨタの中型セダン「カムリ」が選ばれた。高いコストパフォーマンスと信頼性、耐久性で有名なカムリは、基本的な管理さえ怠たらなければ48万km以上走行することができる。9位にランクインしたトヨタのSUV「ランドクルーザー」であり、ファミリーカーとしてだけでなく、オフロード走行用としても申し分ないランドクルーザーは、48万km以上の累積走行距離はもちろん、25年経っても変わらぬ性能を発揮する。

8位は、過去45年間、米国で最も多くの販売台数を記録した元祖ピックアップトラック、フォードF-150がランクインした。平均して30万km以上の寿命を有し、丁寧に管理すれば50万km以上も十分に走ることができる。メルセデスベンツ300 SDLは7位にランクイン。高級感だけでなく、歴代ベンツの中で最高の耐久性を備えたモデルだ。中古車取引時にも信頼性が高く、48万km以上走行してもまだ走行性能を発揮するという。

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6位にはレクサスRX350がランクインした。48万km以上走ることができるだけでなく、高級感のあるインテリアと快適な乗り心地も誇る。V6エンジンを搭載した旧型RX350の場合、滑らかな回転の質感も提供する。5位はスバル・レガシィが選ばれた。耐久性がトヨタ・カムリに劣らないとされるレガシィは、48万km以上の走行はもちろん、20年以上経っても優れた性能を維持する。

以前から耐久性で有名なトヨタのRAV4は4位にランクイン。広々とした乗車空間と積載空間、様々なハイテク走行支援システムを標準装備し、北米でも人気が高い。

3位には現代自動車のエラントラ(韓国名アバンテ)がランクインした。アバンテは軽いが堅牢な車体を備え、コストパフォーマンスも同級モデルに比べて高い。自動車整備プラットフォームのリペアパル(RepairPal)によると、アバンテの年間修理費は平均588ドル(約7万8千円)で業界標準より維持費が比較、新車購入後10年以内に大きな修理を受ける可能性は17.73%と低い方だ。

2位はホンダCR-Vが占めた。CR-Vは堅牢な車体と広い室内、優れた燃費などでトヨタRAV4と共に準中型SUV販売台数で常に上位に入るモデルだ。リペアパルによるとCR-Vは定期的なメンテナンスに気を付ければ、30万km以上走行しても耐久性が保証されるという。

1位はホンダのシビックが選ばれた。優れたインテリアとスポーティな走行性能を備え、年間平均修理費は368ドルと断トツでリーズナブルだ。

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